この時期、めっきり需要数が減ってしまうのが
金文字製本です。
金文字の上製本は、やはり官公庁に提出するための
完成図書や報告書としての利用がほとんどでしょう。
そのため需要が多い時期は年度末になります。
金文字製本でも黒表紙ではなく、黄色や緑などの
色表紙に文字入れをして上製本を作ることもできます。
ただ、黒表紙はある程度しごとの受注を見越して、表紙
を作製しストックしておくのですが、この色モノ表紙 は、
その都度、色のレザークロスを注文が決まってから
ハードカバーのボール紙にのりで貼り巻きつけていきます。
そんな訳で、表紙つくりから手がけるので作製日数も
1日余分にかかります。
とくに、レザック等の紙を表紙として巻く場合はレザック用紙
にのりの水分を含み、貼り付けたハードカバーに反りができ、
きれいな仕上がりになりません。
作製する側としては、やはり丁寧なものを作る意味で
時間をいただいております。
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